
今回はご近所さんに納めてまいりました。
まさに歩いてでもいけるくらいの近さです。テーブルはちゃんと車に積んで持って行きましたけど。(笑)
今回はテーブルの一方を壁面にくっつけて使われるようで、直線的な形状のテーブルがピタっと収まってます。
でも木目はケヤキの赤身で面白いトコロを使っているので個性爆発!ですよね。
椅子だって負けてはいません。(笑)
座面は木目が面白く出そうな材を選んでひとつひとつ手作業で削りだしています。
4本の脚も旋盤などは使わずにあらゆる角度から見ても単調にならないような曲線をイメージしつつ
少しずつ少しずつ削っては磨き、見直して、また削って…という気の遠くなるような作業の繰り返しで製作しています。
なので、作り手として一番手間を掛けているのは実は脚だったりします。
なのでお客さんに見ていただいて「面白い脚してるねえ」と言ってもらえる時が一番嬉しいですね。
天板や座面はもちろん面白いものを選んで加工しているのですが、元々の面白さを生かす方向で作業をしているのに対し、
100%削りだしの脚の部分は完全に作り手のイメージ・技量に依存する事なのでここを気に入ってもらえると
本当にうれしく思います。
↑こちらは台所カウンター用の杉スツール。
手づくり四角スツール。スギの座面が高いイメージでしょうか。ただしこちらは一枚板の座面です。
座面が高くなっている関係上、足掛けも兼ねた横桟が入っています。
後日うかがった時に杉のやわらかい感じが座った時に心地いいわあ、とおやじさんが大そう嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。
いつもありがとうございます。