
今日はご近所さんへの納品事例紹介、ケヤキの一枚板を使った座卓です。
4畳半の和室にちょうどいいコンパクトなサイズ。
小ぶりながらも存在感を存分にアピールしてくれるのはさすがケヤキの風格といったところでしょうか。
脚は天板の形状に合わせてちょっと有機的な感じにしてみました。
木目や色合いを見ながら全体の雰囲気に合うような削り出しをしているので
同じ形状のものを機械的に作ってるわけじゃありません。
微妙なところはやっぱり手作業が一番なんですよね。
別の角度から。
白っぽいというか灰褐色の部分は見る角度によっては銀色に輝いて見える時があります。
表皮に近く比較的やわらかい部分(白太)と混じっている部分です。
赤身の部分のほうが強硬なのですが、個人的には表情の面白さが出るので
作るものによっては問題がなければこのように白太の面白い杢が出ているところは
積極的に取り入れる場合があります。
お気に入りのアングル。
座るたびに手で触ってほしいな撫でてほしいなという思いもあり
研磨にはかなり力入れてますよ。
うちが作る無垢の木の家具の一番手軽なメンテナンスは「毎日手で撫でること」
人の手の膏だけでも木は艶っ艶になりますよ。
長年使っていただくからこそ出る味わいがあります。
お客様の手でぜひ引き出していただきたいですね。